JPPS例会(春)のご報告


今年度より、会員相互との親睦、交流を深めることを目的に本部イベントとしてJPPS例会を行うことになり、その第一回目を4月18日(日)に開催しました。

場    所: 神楽坂トワイシア ヒルサイドレジデンス パーティルーム
出 席 者: 9名(会員5名 理事4名) 田所美惠子 中島正己 遠藤志岐子 田中久恵

前日の雪から一転して春うららかな日曜の昼下がり、上記出席者が集い、和やかな雰囲気の中で例会が行われました。協会からの挨拶のあと、最初に出席者による自己紹介と近況報告がありました。以下に参加された会員5名の方々のお話しを抜粋します。
Aさん: 会員展を見て入会されて3年目。暗室の問題を解決しなければならないので、作品作りはこれからといったところ。
Kさん: アメリカから2年前に帰国し、デジタル写真での仕事とは対極にあるものとして針穴写真で海をモチーフに作品作りをしている。ピンホール・コマーシャル・フォトグラファーを目指している。アメリカから直接入手したターレット式ピンホールや特注のフォトアルバムなどを披露。
Tさん: 1年前から針穴写真を始めたが、フィルムカメラの経験はないため写真用語など分からないこともあった。幸い仕事柄、工具も揃っており物作りは好きなので、今では暗室で現像するまでになった。ブローニーサイズの手作りカメラと写真を披露。
Tさん: 福井から参加。学校教育で針穴写真を取り上げてもらえるよう、地元で美術の教師に働きかけ、本人が現像作業を請け負うなどして、若い人たちに積極的に針穴写真を経験してもらうよう提案し続けている。
Gさん: 2007年から針穴写真の作品作りに取り組んでいる。協会でのワークショップを受講して技術的なことを習得し可能になった。自作した宝石のようなブレンダーカメラを披露。

その他、今後の抱負や計画、作品作りの苦労話などなど、話は尽きず予定時間の5時過ぎにようやく終了しました。協会に対するご意見・ご要望には次のようなものがありました。

*会員展に向けて額装の仕方、画像データの取り込みなどの技術を教えて欲しい。
*東京と違い、地方では写真関連のサプライについて恵まれない環境にある。最近はインターネットで
  ショッピングが可能になったが、サプライ情報の掲載をお願いしたい。
*日本だけでなく海外も含め、コンテストなどの情報を流してほしい。
*日本針穴写真本部イコール東京支部になっているが、活動を各支部にお任せするだけでなく、本部
  からのバックアップもお願いしたい。
*針穴写真の楽しみについてもっとアピールしたらどうだろうか。

ご参加いただきありがとうございました。次回の例会(夏)は7月に行います。日時詳細は6月半ば頃お伝えできる予定です。皆様のご参加をお待ちしています。(文責:田所)