日本針穴写真協会 2017年3月19日(日)例会ご報告


日    時: 2017年3月19日(日)14:30‐16:00
場    所: 神楽坂トワイシア・ヒルサイドレジデンス パーティルーム
出 席 者: 9名(会員4名 理事5名:)  遠藤志岐子、遠藤優、中島正己、水口洋一郎、田所美惠子

今年一番の暖かな日曜日に会員4名と理事5名の計9名がいつもの会場に集まりました。
2時間の例会に続き、今年の会員展の案内状に載せる作品を選ぶための投票を行いました。その一部をご報告します。
ここのところ例会参加者の顔ぶれにあまり大きな変化がない中、参加者の間では情報交換だけでなく、カメラ作りの得意な会員にちょっとした工作をお願いしたりするなど、仲間内で互いに助け合う場面が増えてきています。例えばEsさんの場合、富士フィルムのチェキinstax miniに取り付ける三脚用の部品をSaさんに作ってもらいました
Esさんは前回の例会でEnさんが言及していた、アメリカ(ロサンゼルスのロモグラフィショップ)で購入した和紙フィルム(4×5インチサイズ)を、ネガとしてではなく4×5インチのシートフィルムのネガを密着焼き付けするために使う、いわば印画紙として使用した作品(海景、桟橋、花)を見せてくれました。しわのある表面は密着には向かないかと思いましたが、薄い紙であるために裏側から光を当てると透明感が増し諧調も豊かで美しい表情が出ます。見せ方を工夫して作品として改めて拝見するのが楽しみです
Ogさんは「デジタルカメラマガジン」2017年2月号を見せてくれました。「おがまさ」の投稿名で「おもひでかめら ピンホールフォトコンテスト」(4ページ)に掲載された一枚は、富士フィルムXE2で撮影しPhotoshop Elementsでゴミとりした、越谷市のしらこばと水上公園のモノクロ写真。誌面に掲載されている様々なデジタルピンホール写真を一堂に見ると解像度が以前と比べて良くなってきたことと、フィルムとは違う独特の味わいがあることがわかります。
Saさんが今回見せてくれた手作りカメラは、6×9を2台横に並べて合体した超リムジンブローニーカメラ。成形したピンホールの支持部分も交換可能な焦点距離の違う3種を用意。引き蓋もすべて手作り。これで撮った密着焼きのカラーの風景を見ると、8×10の引伸ばし機で伸ばしたらかなり見栄えがすると思うのですが、プリント代はかなり高くつくとのこと。
Koさんは、以前の例会でも紹介してくれましたが、画像面を上下別々に撮影して多重露光を楽しんでいます。今回は同様のやり方ですが普通のカメラで撮った写真をタブレットに入れてきて見せてくれました
このあとは会員展案内状のための作品選びに移り、最終的にモノクロ2枚、カラー3枚の計5枚を選出しました。また、会員展の開催時期はこれまでずっと8月でしたが、来年からは8月にこだわらず、気候の良い10月に開催することも視野に入れているという話がNaさんからありました。今後、江東文化センターの利用状況を注意しながら最終的に決めることになりそうです。
次回の例会は6月の後半を予定しています。日時は5月にお知らせします。大勢の皆さまのご参加をお待ちしています。(田所)
 

会員展DM掲載作品選考会

皆様お疲れ様でした。