日本針穴写真協会 2023年10月8日(日)例会ご報告
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日 時: |
2023年10月8日(日)14:30‐17:00 |
場 所: |
神楽坂トワイシア・ヒルサイドレジデンス パーティルーム |
出 席 者: |
7名(会員5名 理事2名:中島正己、田所美惠子) |
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例年は9月開催の例会ですが、今年は会員展が9月半ばに開催されたことから、10月に延期して行いました。会員5名と理事2名の計7名がいつもの会場に集まり、2時間半和やかな雰囲気の中で針穴談義をしました。会員展直後ということもあり、新しいカメラや作品などを披露する準備期間があまりなかったことから発言はいつもより少な目でしたが、そのような中でもいくつかの興味深い発表がありました。 |
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最初にNaさんから会員展後に急きょ決まった、10月29日に江東区文化センターで開催するワークショップの話がありました。定員6名のところ、すでに5名まで予約が入り、そのうち4名はJPPS会員だということです。このワークショップでは初めての試みとして、Naさんが設計し3Dプリンタで制作した35o専用の針穴カメラ(前回例会報告参照ください)のパーツを参加者自身が組み立てるという内容です。0.12oの針穴は参加者自身に開けてもらうと聞き、ハードルが高いのでは?と思いましたが、一日がかりのワークショップなので何度かトライすればできますとのことでした。今後ワークショップでも使えるようにと、ブローニーサイズのプロトタイプのカメラ「645」も披露しました。フィルムサイズが大きくなるため、フィルム装填の方法を35oとは異なるカセット方式にするなど、非常に心配りの利いた設計に感心しました。写角はどちらも120度と広角です。 |
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Hoさんからは精巧な針穴を開けるための別の方法や、開けた針穴の大きさを測るためのPeakの顕微鏡などの提案もありました。中古カメラのAgfa製CLACKを使った改造カメラ2種を披露したのはそのHoさん。一台はレンズの部分だけ取り除き、焦点距離75oに0.3oの針穴を取り付けたカメラ。もう一台は焦点距離をさらに短くするためにレンズマウント自体を取り除いた上で、針穴を取り付けたものです。このカメラを使う利点はフィルム面が緩やかなカーブを描いていることで、フィルムサイズ6×9センチでも両端の光量落ちが軽減されるということです。Naさんに3Dプリンタで同様のカメラが作れないだろうかと提案しましたが、フィルム面のカーブを保持するのはかなり難しいとのことでした。Hoさんのこの改造カメラには、さらに「写ルンです」から取ったレンズを利用して作ったというファインダーも取り付けられています。もし実現したら使ってみたいと思わせるものです |
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Saさんは巨大なファインダーを披露しました。マミヤプレス6×9を6×12に改造したご愛用の針穴カメラにも取り付けられるようにした、ハリウッド製のシネマ用Director’s view finderです。精巧なものですがかなり重量があります。 |
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今回は珍しく非デジタルカメラの話が中心でしたが、最後にTaさんからはカラーを使用した場合のゾーンプレートの課題といったお話を伺いました |
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次回例会は12月中旬を予定しています。事情が許せば久しぶりの忘年会も視野に入れます。詳細は11月上旬にお知らせします。皆さまのご参加を楽しみにしています。(田所)
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