日本針穴写真協会 2025年3月2日(日)例会ご報告


日    時: 2025年3月2日(日)15:00‐17:00
場    所: 神楽坂トワイシア・ヒルサイドレジデンス パーティルーム
出 席 者: 8名(会員6名 理事2名:中島正己、田所美惠子)  

今回の例会は、その前の時間帯に2025/2026年度の協会運営についての会議を開催したために、いつもより時間を30分繰り下げて3時からの開催となりました。昨年末に入会されたFuさんと、富山から来られたYaさんは会議からの参加で、初めての顔合わせとなり、Yaさんは続く例会にも参加されて、総勢8名が2時間にわたって針穴談義をしました
Ogさんは、前回の例会ではFUJI FILMのデジカメを、ティルトができるアオリ付きピンホールカメラに改造して披露しましたが、今回は同じカメラのレンズ部に、針穴(0.1mm径)が上下左右どこでも自在に移動できるように工夫したパーツを取り付けました。これを使って撮影した写真を見ると、針穴を上にすれば、水平線が低い位置になることが分かり、大判カメラで撮ったような効果が出ています。
Saさんは、昨年の水元公園での撮影会のときに撮った2点の作品を披露、画面のほとんどを占める紅葉したメタセコイアの木立は、逆光を浴びてイエローからレッドまで燃えるように描写されているのが印象的です。
Hoさんは、デジタルとフィルムで撮った写真を、オンワン・ノーノイズ(On 1 No Noise)というAIノイズ処理ソフトを使用してその出来栄えを比較しています。針穴写真とは思えないほどの鮮明な画像を得ることに成功していて、原版が35oの針穴写真で使用するとその効果が良く分かります。また、処理前の画像サイズは大きいままにせず小さくして、処理後に大きく戻すのが良いとのことです。
会議から引き続き参加のMiさんは、針穴0.25o、焦点距離50oの6x6のブローニーカメラで撮ったカラーポジフィルムを披露、被写体は会員展でお馴染みの端正な建築物。6x18のパノラマ用ブローニーカメラを使ったときの伸ばしは、スキャンしてプリンタで出力するそうです。
次回例会は来年6月後半に開催する予定です。詳細は5月上旬にお知らせします。ぜひご参加ください。(田所)


処理前 処理後

皆様お疲れ様でした。