「第5回 世界ピンホール写真デー」

Worldwide Pinhole Photography Day

WPPD 2005年4月24日(日)へのお誘い


「世界ピンホール写真デー・WPPD」は年に一度開催される世界的なイベントです。レンズのないカメラで写真を制作することによる、ファンタジー、芸術と技術、楽しさ、体験を分かち合うものです。世界中の写真を愛する人々がこの日、
424日の日曜日の24時間内に針穴/ピンホールカメラで写真を撮り、それを「WPPD」のインターネットサイトhttp.// www.pinholeday.orgにアップロードすることが出来ます。この日に撮影した写真のみ、531日までアップロード出来ます。参加者の写 真は、この国際的なオンラインギャラリーの展示作品となります。

このイベントには、世界各地のすべての人々、針穴/ピンホールカメラの愛好者や、まだこの創造的で面白い技術を試みたことのない未経験者が、個人でもグループとしてもご参加いただけます。ピンホール写真はレンズのない、針の大きさの穴をあけたカメラで撮影されます。カメラは、どこにでもある煎餅やお茶の缶、菓子や靴の紙箱、缶詰の缶、そして改造したキャンピング・カーや部屋(!)などからでも作れます。どんな材料からも出来ますが、重要な点は光の漏れない容器を作ることです。

世界ピンホール写真デー「WPPD」の参加者は年々増加しています。針穴/ピンホール写真の興味深い方法にますます関心を深める人が増えています。第1回の2001年には24か国から291人が参加してオンラインギャラリーをその作品で飾りました。昨年2004年には43か国1512人が参加、そのうち日本からの参加者は116人に上ります。世界各国での努力と個人の能力が結ばれた結果、大小の、そしてこの特別な写真の世界に未知の人々でも参加出来る、多数のイベントが組織されました。来たる424日日曜日には、地球の隅々で、針穴/ピンホール写真に関するイベントや集会、作品展示やステージ、学習コースやワークショップなどのイベントが行われるでしょう。ことに若い世代や学校教育関係に特別な配慮をすることが大切です。

WPPDは世界各地にいるボランティアが一丸となり、自発的な活動することによって成立し、次のメンバーによって運営されています。トム・ミラー(アメリカ)、パオロ・アルディ(イタリア)、ニック・ドボラチェツク(アメリカ)、グレッグ・ケンプ(アメリカ)、トム・パーシンガー(アメリカ)、ロザンヌ・スタッツ(アメリカ)、ウォルフガング・トーマ(ベルギー)。より詳しい情報とプログラム(随時更新)については次のサイトをお訪ねください。


http://www.pinholeday.org
または「日本針穴写真協会」
http://pinhole.web.infoseek.co.jp/JPPS/




「世界ピンホール写真デー Worldwide Pinhole Photography Day WPPD」

 「世界ピンホール写真デー・WPPD」は、2001年アメリカで創設されました。レンズのないカメラで撮影するピンホール写真のイマジネーションには限 界はない、という思いで、数人の熱烈なピンホール写真愛好家が集まり、当時の世界最大のインターネット・ピンホール写真サイト「ピンホール・ビジョン」 が中心となって、このイベントを推進いたしました。その時、ボランティアの運営チーム代表だったグレッグ・ケンプ(アメリカ)は、「ピンホール・カメラを作るにはまったくお金はかからない。けれども、ものの見方を変えることが出来る」と述べています。他のチーム・メンバーたちの考えも同じでした。その 目標は、初心者でもベテランでも、すべてのピンホール写真愛好家を結束することでした。そして個人のビジョンを分かち合い、神秘的なピンホールのイメージの世界をたたえることでした。世界各国の多数の写真アマチュアもプロも、時に幻想的といえるそのイメージの美しさに魅惑されています。そのような人々が、4月の最終日曜日の同じ一日に一斉に写真を撮ることは、共に生命のリズムを祝福する集団の一員となることです。

 第1回「WPPD2001」は、世界の24か国から約300人の参加者がありました。写真は、単純なものや精巧なもの、モノクロからカラーまで出品さ れ、ピンホール・ビジヨン・ドット・コムから提供されたウェッブ・ギャラリーで展示されました。開設2年目で、実に10万人以上の鑑賞者が訪れました。 昨年2004年には43か国1512人が参加、そのうち日本からは116人が参加しました。日本では、日本在住の写真家エドワード・レビンソン(現「日本針穴写真協会」国際部長)が運営チームのメンバーとして参加し、第1回から昨年まで4回の運営をして日本の参加者をバックアップしてきました。本年からは「日本針穴写真協会」が運営に携わります。

世界中のピンホール写真愛好家の皆さんとともに、日本からもこの世界的なイベントに、ふるって参加いたしましょう。

日本針穴写真協会 〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
         京都造形芸術大学 情報デザイン学科写真研究室内
         URL:http://pinhole.web.infoseek.co.jp/JPPS/